予防歯科・小児歯科

お子さまから大人まで。虫歯も歯周病も予防歯科でキレイな歯に。

北欧では、80才になっても天然の歯が20本以上残っている方が多いとされます。しかし日本では、きちんと歯を磨いているにもかかわらず、平均するとわずか5本程度しか残っていません。
両者の差は一体どこにあるのでしょうか?

それは「磨いている」と「磨けている」の違い。

日本では、毎日歯を磨く習慣はあっても、歯科医院で定期的に検診を受けて歯垢や歯石を取ったり、正しい歯磨きについて指導を受けたりする習慣がまだまだ根付いていません。
歯は虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、それらのトラブルを未然に防ぐのが最もよい状態です。

PMTC

歯科医院で行う、お口のプロによるお掃除。それが「PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)」です。
毎日きちんと歯みがきをしているつもりでも、歯の汚れを完全に落としきるのはまず不可能です。
PMTCなら、どうしても残ってしまう歯垢・歯石だけでなく、茶渋・ワイン・ヤニなどによる着色も完全に取りのぞくことができます。

  • 虫歯や歯周病を効果的に防ぐことができる
  • 歯茎の腫れや痛みを抑えることができる
  • 歯の寿命を伸ばすことができる
  • 歯の再石灰化を助け、強い歯にすることができる
  • 汚れのつきにくい、きれいな歯になる
  • 歯がツルツル・ピカピカになり爽やかで気持ちいい
  • コーヒーやタバコによる着色が抑えられ、口臭も和らぐ

個人差はありますが、PMTCは1回30分程度。
2〜3カ月に1回程度のお気軽なケアとして定期的な実施がおすすめです。

小児歯科

お子さまの乳歯は大人に比べてとても弱いもの。虫歯になりやすいだけでなく、一度かかってしまえば大人より遙かに早く進行してしまいます。
3才くらいになれば、一度歯科医でチェックをされることをおすすめします。

私たちが感じるのは、保護者の皆さまの意識がそのままお子さまの歯の状態にあらわれるということです。
保護者の方とご一緒に定期検診をお受けになることで、お子さまが「歯医者に慣れる」のも大きなメリットです。治療をする前に予防ができるだけでなく、将来的にも健康な歯を長く保つことにつながります。
また矯正をお考えの場合にも、定期的に歯科医に通っていることで最適な時期のアドバイスが可能です。
小児矯正は早ければよいというものではなく、顎の成長力を利用して効果が最大限の時期に、できるだけ期間を集中することが肝心です。

お子さまの予防歯科

保護者の方からよく聞かれるのが、「フッ素はいつから塗れば?」というご質問です。
フッ素には歯のエナメル質を強化する力があるので、歯に塗布することでお子さまの乳歯や、生えたばかりの永久歯を強くすることができるのです。
お子さまの歯を見せていただければ、最適な方法をご提案できます。
フッ素は低濃度のものをご自宅で毎日塗っていただき、年に数回、ご来院の上で高濃度のものを塗っていくのが理想的です。