院長ブログ

2012.07.18更新

この連休を利用して信州の八ヶ岳にJRで行ってきました。
八ヶ岳の美濃戸口から歩き出し、南沢コ-スで行者小屋へ。
そこで山菜そばで腹ごしらえ。眼前に壁のごとくそびえる八ヶ岳連山に
圧倒されながらも、時間に背中を押されるかのごとく地蔵尾根道を登り
稜線に出ました。そこは強い風とガスに覆われ、たまたま一緒に稜線上に
出た登山者たちは、そのまま赤岳頂上まで登って行きましたが、私は
頂上からの澄んだ眺望を拝みたかったので、明日を期待して、予定通り
予約していた九合目に位置する赤岳天望荘に泊まりました。

翌朝、4時に起き外をチェックすると、悲しいかな?!小雨まじりの
すさまじい強風!真っ白けのガスに覆われ 5メ-トル先も見えぬ状況。
出発予定の登山者たちも皆、小屋を出るのを躊躇していました。
私も2時間ほど天候の回復を待つ間に、小屋のネット画面で気象予報を
見ていましたが、さらに風が強くなる予報で、これではらちがあかぬとばかり
ガスの中、頂上付近では岩場の鎖を頼りに腕力で体を持ち上げ赤岳に
登りました。普通は鎖場でも鎖は頼りとせず、基本の三点保持で登るように
心掛けていますが、今はそれどころではなかったです。

予定では頂上から天望荘に下山し、稜線上を横岳から硫黄岳へと
スリリングな縦走を楽しむつもりでしたがトテモトテモ・・・。強い風に一時間も
曝されていたら低体温症にでもなりかねないし、あの岩場を下山するのは
嫌だったので、頂上からは文三郎道を下山、行者小屋から赤岳鉱泉を通過
そこから硫黄岳方面に登りました。一度下山し再度の登りはかなり
きつかったです。たまに小雨も降り、いつ本格的に降り出すかと心配で
立ち止まってはおられぬ!と10歩歩いては立ち止まりの連続でした。
赤岩の頭から夏沢鉱泉に向かいそちらから帰途につきました。
大阪はものすごい快晴でした。

八ヶ岳に行く時は、もうしばらく梅雨も続くとの天気予報で
行ける所まで行って、無理なら引き返そうと決めていましたから
無事に登れて大満足でした。