院長ブログ

2013.10.07更新

 
昨日は2か月ぶりに山の中を歩き回って来ました。去年の5月にも登った奈良と三重の県境にある薊岳 (あざみだけ) です。台風が沖縄から中国大陸の方向にそれるとの天気予報を見て、天気は落ち着くだろうと勝手に思い込み、土曜の夜、10時半まで用意をして日曜の朝、AM3時に車で出発しました。南阪奈道で橿原まで走り、国道を南下・東進して大又の笹野神社横の登山口に着いたのがAM5時。コンビニで買ったおにぎり2こ食べながら明るくなるのを待ちました。AM6時登り出し、頂上に着いたのがAM9時20分。この山は傾斜もきつく、又、尾根に出ると三重県側からの強い風にあおられ、汗をかいた身体から体温が奪われ、すごく体力が消耗しました。しんどいお山です。この方向から登る人は一人もいないです。すれ違う人も皆無でした。それは前回の時も同じでしたから何とも思わなかったです。この景色を独り占めだ!と喜んでいたほどです。ところが・・・尾根では気温が低く、白いガスが下から迫ってきてそのうち小雨もぱらつき出しました。ちょっとヤバいかな・・・下山を急ごう・・・と明神平へ降りて行くと、そこは盆地状の地形で濃いガスに全て覆われており、全く視界が効かなかったです。慌てました。下山口が分からない!人っ子ひとりいないようだ!前回見た景色を思い出しながら、多分こっちの方向だろうな・・・と視界が効かない中を伸び放題になった下草をかき分け進み、何とか下山するル-トを見出しホッとしました。下山してゆくと中腹では、もうガスも消えて良い天気。こちらからの登り口まで降りて来て、看板を見ると・・・「工事中でここからの登山禁止!」。一人も登山客がいないわけだ・・・。この山域に入っていたのは私一人だけ・・・山の天気は魔物だなと実感した次第です。PM2時、車で笹野神社を出発し4時に帰り着きました。