院長ブログ

2018.09.13更新

  昨日 9月12日付  日本経済新聞 朝刊 38面に 、厚生労働省が毎年行っている国民健康・

栄養調査の一部結果が報告されていました。昨年 11 月、3076 世帯の食事や運動の状況、

身体データの情報を分析した結果だそうです。歯科に関係する点として

 65 歳以上の男性で 

 「なんでもかんで食べれる」と答えた方のうち 必要な栄養素が足りない低栄養状態の人 10.2 %

 「一部かめない物がある」「かめない食べ物が多い」と回答した方のうち 同上の方   17.3%

 65 歳以上の女性で

 「なんでもかんで食べれる」人のうち 低栄養状態の方 18.0%

 「かめない」人では 22.9%

だったそうです。そこで、高齢で食べ物を十分にかめなくなると低栄養状態になる傾向があることが

判明したと考察しています。厚労省は口腔機能の維持の必要性を訴えています。

 

65歳~75歳くらいの方では今どき、多くの人がご自身の歯がたくさん残っておられると推察しますが

(最近の調査結果では80歳以上で自分の歯が20本以上残っている方が50%を超えたとの事)

残っている自分の歯でも、歯周病が進んでいると、歯がぐらついて噛みにくいとか噛むと痛いなどの

症状が出ます。歯科医としては、歯周病が進まぬよう患者様の口腔内に気を遣っていきたいと思います。